美肌は夜、作られる
睡眠不足で肌が荒れた経験はありませんか?
肌と睡眠には深い関係があります。
良い化粧品を使っても、肌自体が健康でなければその効果を十分に発揮することは難しくなります。
美肌を作るには良質な睡眠が欠かせません。
なかでも注目したいのが睡眠中に分泌される「成長ホルモン」。
よく「寝る子は育つ」といいますが、それは寝ている間に成長ホルモンが分泌されているからです。(※成長ホルモンは子どもにだけ分泌されるホルモンではありません)
成長ホルモンがたくさん分泌されることで細胞分裂が盛んになり、新しい肌が作られるのです。
肌のシンデレラタイムとは?
これまでは夜の10時から夜中の2時くらいまでが「肌のシンデレラタイム」だと言われていました。
しかし最近では、成長ホルモンと眠る時間帯の関係よりも、眠りに落ちてすぐの「ノンレム睡眠(深い眠り)」の時に成長ホルモンがたくさん分泌されているということがわかってきました。
最初のノンレム睡眠は入眠後3時間ほど。
つまり、美肌を作るためには寝つきが良く、最初に深い眠りにつくことが大事だったのです。
美肌を作る良質な睡眠のポイント
夕食を早めにとる
夕食はなるべく早めにとることをおすすめします。食事をとってから胃腸の働きが一段落するまで3時間ほどかかるので、できれば就寝時間と最後の食事の間は2〜3時間空いていることが理想です。
入浴は寝る90分前までに
眠る前に深部温度を下げておくと、スムーズに入眠できます。
入浴中にいったん体温が上がり、その後ゆっくり下がってきます。
この時に眠気が生じるので、このタイミングを逃さないで眠るようにしましょう。
スマホやパソコンは見ない
目から光の刺激を受け続けていると、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌が悪くなり、なかなか眠りにつけません。 寝る直前までベッドの中でスマホを見る習慣は、やめましょう。
寝る前はハーブティーがおすすめ
寝る前にはカフェインやアルコールをさけ、ノンカフェインのハーブティーでリラックスするのはいかがでしょうか。 カモミールやオレンジフラワーなどやさしい香りのハーブティーはリラックス効果も高く、1日の疲れを取ってくれるでしょう。
寝る前に軽いストレッチ
寝る前のストレッチは心身をほぐし、寝つきを良くすると言われます。筋肉を緩めることで血流がよくなり、リラックスを促すことで自然な眠気につながります。
頑張りすぎは逆効果なのでゆっくりのんびり行いましょう。