なぜ肌が乾燥するの?
肌の中はうるおい成分が満ち、皮脂という天然のベールが肌を乾燥から守っています。年齢や長年の過剰なスキンケアにより肌が力を失い、皮脂が作られにくくなると、うるおいが逃げやすく、肌自らの保湿機能も衰えることに。角層細胞が枯れた状態になり、キメも乱れます。
乾燥した肌
カサついて、キメがあらく、くすみも出ている状態。
うるおった肌
キメが細かく、ふっくらし、透明感もある状態。
必要なケアとお手入れのポイント
角層を柔らかくするうるおいを巡らせるうるおいを抱え込む
乾燥しやすい肌は、うるおいが逃げやすい状態。
角層も硬くなっているため、保湿ケアをしても、スキンケア成分が十分に浸透していない可能性があります。うるおいをしっかり届け、抱え込む肌づくりを。
お手入れPoint1 洗顔時、熱いお湯は使わない
熱いお湯で洗顔やすすぎを行うと、肌に大切な皮脂まで洗い流されたり、バリア機能が壊れる原因に。
ぬるま湯か水で行いましょう。
お手入れPoint2 導入オイルでうるおいの通り道をつくる
肌が乾燥していて角層が硬いままではうるおい成分が中に届きません。
化粧水の前に、導入オイルなどで肌をやわらげ、与えたうるおいが届く肌をつくりましょう。
お手入れPoint3 肌が持つうるおいに近い成分を届ける
たとえばヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどは肌も作りだしている成分。ダイズエキスは、うるおい生成に欠かせない肌の機能・女性ホルモン様作用をします。
肌の働きに近い成分を与えて、肌の力をサポートすることが大切です。
お手入れPoint4 過剰な油分をやめる
乾燥するからと過剰な油分でフタをしていると、肌が皮脂を作らなくなっていきます。フタをするのではなく、ヒアルロン酸などのうるおい保持力のある成分が配合された化粧水などを使う、乾燥したらそのつど保湿する、などで、皮脂を生み出せる肌をめざしましょう。
お手入れPoint5 お手入れの力加減はやさしく
乾燥肌は、刺激に敏感になっています。化粧水などを塗った後、肌をパンパンと叩くように入れ込むのは、肌に負担を与えます。
指の腹でやさしく行いましょう。
コットンをお使いの場合は、コットンを横に滑らせるのではなく、少しずつ場所をずらしながら、やさしく押し込むように行いましょう。