肌の老化は止められない。
でも、そのスピードは遅くできます。
年齢とともに肌にはシワやシミが増え、生まれ変わりも遅くなり、肌老化に向かいます。それはある意味、自然なことです。
ただ、老化のスピードは、生活習慣やお手入れなどにより緩やかにできます。たとえば、角層や真皮に届いてシワやシミの原因をつくる紫外線防御対策をする。肌がダメージを修復する時間とされる睡眠をしっかりとる。そして正しいお手入れで、力のある肌を育てる。毎日の積み重ねで、年齢が魅力に変わる肌は手に入るのです。
シワは、見えないところで始まっている。
鏡を見るたびに気になる、シワやシミ、たるみ…。
何とかしたいと様々なアイテムを塗り重ねていませんか?
意外にも肌老化の原因は、肌の中にあります。
年齢だけでなく、紫外線やストレスなどによる活性酸素の影響も大きな要因であり、表面的に美容成分を与えても、根本的な解決にはなりません。
ハリの衰えは肌内部のコラーゲンやエラスチン量の減少が主な原因。
コラーゲン量は40代で20歳の半分になってしまいます。
これは、コラーゲンの生成に関わる女性ホルモンの減少や、コラーゲンを作り出す線維芽細胞の働きの低下によるものであり、コラーゲン合成量よりも分解量が上回ることで引き起こされます。
また、うるおいを抱えて肌細胞をふっくら保つヒアルロン酸は30代から減り始め、60代では赤ちゃんの25%になってしまうのです。
シワのお手入れ方法
シミの元・メラニンを排出する力も弱くなる
肌の中で元気な細胞がどんどん生まれれば、古い細胞が下から押し上げられ、シミの元となるメラニンもいっしょに古い角質となって剥がれていきます。
しかし、年齢とともに細胞を生み出すために必要なエネルギーが低下します。
うるおいをたっぷり含んだ元気な細胞が作られにくくなるため、乾燥が進んだり、細胞間に隙間ができキメもあらく、外敵も入りやすくなります。
また、メラニンを押し上げる力が弱く、シミが増えやすくなるのです。
ターンオーバーは、生活習慣の乱れや運動不足、食生活なども関わるので、これらを見直すことも大切です。